男子がマヨで女子はパリー、フランス勢が華麗に“アベック”優勝を披露 [世界スーパージュニア]

 男子のスコアはより一方的で、わずか58分で片がついた。しかし、トップシードらしい高度なテクニックとソツのなさで試合を支配したマヨに対して、フォン デル シュレンバーグも最後まであきらめないガッツでスタンドを湧かせた。

「たくさんの人に見てもらえて、いい雰囲気の中で満足のプレーができた。初めてのグレードAでのタイトルだから最高にうれしい」とマヨ。17歳だから年齢的には来年も出場できるが、「来年はプロの大会をもっと増やしていこうと思っている。どの大会かはわからないけど、また日本に戻ってきてプレーしたい」と話した。

アロルド・マヨ(フランス)(撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA)

 ところで、アベック優勝のふたりはプライベートでもカップルだそうで、こんなハッピーな日もそうないだろう。大会に携わる周りの大人たちをも甘酸っぱい幸せなムードに巻き込みながら、しかし当人たちは長く余韻に浸ることなく、忙しなく大阪をあとにした。揃ってその足で空港に向かい、『ジュニア・ファイナルズ』が来週開催される中国の成都へ移動するという。男女それぞれ8人のみ出場資格があるジュニアのマスターズ大会だ。ちなみに、日本からも望月慎太郎(Team YUKA)と川口夏実(日本)が出場する。彼らのさらなる飛躍を伝えるニュースが楽しみだ。

(ライター◎山口奈緒美)

※トップ写真は左からジェフリー・フォン デル シュレンバーグ(スイス)、アロルド・マヨ(フランス)、ディアン・パリー(フランス)、アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)
撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA

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