フェルナンデスが前回敗れた16歳アンドレエワに逆転勝利で準々決勝へ「私はネットに出ることを恐れなかった」 [香港オープン]

写真はグアダラハラ・オープン・アクロンでのレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 5年ぶりの開催となるWTAツアー公式戦「プルデンシャル香港テニス・オープン」(WTA250/中国・香港/10月9~15日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、21歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が16歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)に3-6 6-1 6-3で逆転勝利をおさめて8強入りを決めた。

 第1セットは正確で角度のあるショットで相手を振り回したアンドレエワが取ったが、第2セット以降はアグレッシブにネットに出る戦術に変更したフェルナンデスが主導権を握った。1ゲームしか落とさず第2セットを取り返したフェルナンデスは第2セットも5-1とリードし、ひとつブレークを返されたあと2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをキープして1時間53分で試合を締めくくった。

 最終的に27回ネットに出て17ポイントを取ったフェルナンデスは合計36本のウィナーを決め、初対決だった5月のマドリッド1回戦でストレート負けを喫したアンドレエワに対する雪辱に成功した。

「彼女(アンドレエワ)は非常にタフな相手だわ。自分の戦いぶりと解決策を見つけられたことには凄く満足している。ミスが多かったにもかかわらず、私はネットに出ることを恐れなかった」とフェルナンデスは試合後のオンコートインタビューで語った。

 フェルナンデスは次のラウンドで、予選から勝ち上がってきた16歳のアリナ・コルネエワ(ロシア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった18歳のリンダ・フルビルトバ(チェコ)と対戦する。

  これがWTAツアー初挑戦だったコルネエワは今年の全豪ジュニアと全仏ジュニアのチャンピオンで、全豪ジュニア決勝では同胞のアンドレエワを激闘の末に6-7(2) 6-4 7-5で倒していた。

 そのほかの試合では第3シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第6シードのマルチナ・トレビザン(イタリア)、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第2シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)がパブリウチェンコワに5-7 6-1 1-6で、第4シードのワン・シンユー(中国)はソリベス トルモに4-6 6-4 1-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではメルテンスがトレビザンと、ソリベス トルモが第5シードのアンナ・ブリンコワ(ロシア)と、パブリウチェンコワはカテリーナ・シニアコバ(チェコ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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