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2023-10-28

海外ニュース

初のタイトル防衛を目指すメドベージェフがアルカラスに並ぶ自己最多タイのシーズン63勝目、上位4シードが揃って準決勝へ [ATPウィーン]

テニスマガジン編集部

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写真はダニール・メドベージェフ（ロシア）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」（ATP500／オーストリア・ウィーン／10月23～29日／賞金総額255万9790ユーロ／室内ハードコート）の男子シングルス準々決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）が第8シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）との同胞対決を6-3 3-6 6-3で制してベスト4に進出した。

　ハチャノフは第2セット第6ゲームで迎えた唯一のブレークポイントをものにしてフルセットに持ち込んだが、第1セットと第3セットは一度もピンチに直面することなく安定したサービスゲームを展開したメドベージェフが一度ずつ相手のサービスゲームを破って2時間15分で試合を締めくくった。

「非常に長くて競った試合だったから、当たり前だけど精神的に強くなければならなかった。でも最終的には各セットでブレークは一度ずつだった。彼（ハチャノフ）は一度だけだったけど、何とか僕が2度（ブレーク）できたから満足している」とメドベージェフは試合を振り返った。

　メドベージェフは2021年にマークした自己最多のシーズン63勝目（14敗）を挙げ、今季の男子ツアー勝利数（63勝9敗）でトップのカルロス・アルカラス（スペイン）に並んだ。

「もうひとつくらいは勝ちたいけど、どうなるかは誰にもわからない。テニスは競争が激しいスポーツで、強い相手がたくさんいる。だから少なくともあと1勝、できればもう少し勝てればと思っている。素晴らしいシーズンを送ってきたけど、まだ終わってはいない。だから更に力強くフィニッシュできるように頑張るよ」

　ツアー20勝を挙げながらこれまで一度もタイトルを防衛したことがないメドベージェフは次のラウンドで、ワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦したボルナ・ゴヨ（クロアチア）を7-6(4) 7-5で破って勝ち上がった第4シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）と対戦する。

　もうひとつの準決勝はヤニク・シナー（イタリア）とアンドレイ・ルブレフ（ロシア）の顔合わせとなり、上位4シードが4強を独占した。第2シードのシナーが第7シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）を6-3 6-4で退け、第3シードのルブレフは第5シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）を6-1 6-7(5) 6-3で振りきった。

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写真◎Getty Images

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