チチパスが予選勝者マハーチュに苦戦も準々決勝へ「僕の目はATPファイナルズに向いている」 [ATPウィーン]

写真はロレックス上海マスターズでのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月23~29日/賞金総額255万9790ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が予選から勝ち上がってきたトマーシュ・マハーチュ(チェコ)に6-3 4-6 7-5で競り勝ち8強入りを決めた。

 第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したチチパスは4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されると第3セットも1-4とリードを許したが、第7ゲームで追いつくと4-5から最後の3ゲームを連取して1時間58分で辛勝した。

「戦う以外に選択肢がなかった。連続してポイントを落とす悪い時間帯があった。彼が本当にすべてのボールに追いついてくるから、創造的なプレーを発揮し辛かったよ」とチチパスは試合後にコメントした。

 シーズン末にイタリア・トリノで開催される世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」出場権を争うレースランキングで6位に付けているチチパスは次のラウンドで、第6シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-3 6-4で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のボルナ・ゴヨ(クロアチア)と対戦する。

「僕の目はATPファイナルズに向いている。トリノで何度かプレーしたけど素晴らしい大会だったから、出場権を得るために最後の力を振り絞るつもりだ。このような激しさと試合にかける思いがあればできない理由はないと思う」とチチパスは意気込みを語った。

 そのほかの試合では第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第2シードのヤニク・シナー(イタリア)、第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第7シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではメドベージェフが第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と、シナーがティアフォーと、ルブレフは第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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