ジョコビッチがフェデラーに並ぶ6度目の優勝「歴史を刻むために7年待った」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は7年ぶり6度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月13~20日/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-5 6-3で下し、最多記録を持つロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ6度目の栄冠に輝いた。

 ラウンドロビン(グループ内総当たり戦)を首位で通過した選手同士の対決となったこの決勝でジョコビッチは質の高いリターンで違いを生み出し、5つのブレークポイントを掴んで各セットで一度ずつブレークに成功して勝利を決めた。

「最後のサービスゲームで、何本かフォアハンドをミスしてしまった。少しナーバスになっていたけど、キープして試合を締めくくることができて本当にうれしい。最後は強力なサービスエースで試合を終わらせた。このタイトルを最後に獲ってからもう7年も経った。長い年月が必要だった。でも同時に、歴史を刻むために7年待ったという事実はこの勝利を一層美しく価値あるものにしてくれる」とジョコビッチは試合後にコメントした。

 ジョコビッチは2008年の上海大会で初優勝を飾ったあとロンドンで開催された12年から15年に4連覇を達成し、今度はトリノで王座に返り咲いて3つの違った都市で同大会のタイトルを獲得した。35歳の彼はまた2011年のフェデラーを5歳上回り、同大会の最年長チャンピオンとなった。

「決勝というのは僅かな差で決まるものだ。今日は各セットで一度ずつのブレークで十分だった。キャスパーがここまで非常にいいプレーをしていたことは知っていた。お互いにサービスがよかったけど、第1セット第12ゲームのような勝負を分ける瞬間に僕はいいリターンを返すことができた」とジョコビッチは試合を振り返った。

「僕は彼を走らせ、プレーさせた。いいプレーができたと思う。非常にアグレッシブにプレーしよう考えていたけど、その作戦がうまく機能した。自分のパフォーマンスに満足しているよ」

 今シーズンのジョコビッチは新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン未接種のため出場大会が制限されながらも7月のウインブルドンで21回目のグランドスラム制覇を果たすなど5勝を挙げ、42勝7敗の戦績を残した。最後の4大会を18勝1敗で駆け抜け、今大会でツアー通算91勝目をマークした。

 同大会で決勝に進出したステファン・エドバーグ(スウェーデン)以来のスカンジナビア人となったルードは敗れはしたが、トップ10プレーヤーとしての地位を築いた今季を世界ランク3位で終えることになった。今季のルードはクレーコートでツアー3勝を挙げたほか、グランドスラム大会ではフレンチ・オープンとUSオープンで準優勝を飾るなど存在感を示した。

「僕を助け、後押ししてくれたチームの皆にお礼を言いたい。皆がいなければ成し遂げることは不可能だった。今年は何度か本当に大きな山場があり、多くの成果を挙げることができた。もちろんうまくいかなかったこともあったけどね。今から次のシーズンを楽しみにしているよ」とルードは前を向いた。

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写真◎Getty Images

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