世界4位に躍進したシナーがもっとも上達した選手賞、今季のATPアワード2冠目

写真はナショナルバンク・オープンでATPマスターズ1000大会の初優勝を飾ったヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)が木曜日に公式サイトを更新し、22歳のヤニク・シナー(イタリア)がATPアワードのもっとも上達した選手賞に選ばれたと発表した。

 2023年のシナーは8月にトロント(ATP1000/ハードコート)でATPマスターズ1000大会で初タイトルを獲得するなど4勝を挙げたほか、11月の男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハードコート)で準優勝を飾るなどして世界ランク自己最高の4位でシーズンを終えた。

 シナーはまたウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初のグランドスラム4強入りを果たし、デビスカップでは母国を47年ぶり2度目の世界一に導いた。

 2019年最優秀新人賞のシナーは既にファン・フェイバリット賞シングルス部門に選ばれており、今季のATPアワードで2冠目となった。前日には彼を指導するダレン・ケーヒル(オーストラリア)とシモーネ・バニョッツィ(イタリア)が最優秀コーチ賞に選出されており、シナー個人としてはステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞にもノミネートされている。

 同賞の候補者にはシナー以外にもそれぞれこの1年で飛躍を遂げたベン・シェルトン(アメリカ)、クリストファー・ユーバンクス(アメリカ)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)が名を連ねていた。

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写真◎Getty Images

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