ルブレフが18歳のシャン・ジュンチャンに苦戦を強いられるも決勝進出「チャンスがないと思う瞬間もあった」 [香港オープン]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 2024年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/1月1~7日/賞金総額73万9945ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したシャン・ジュンチャン(中国)に4-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめて今季初優勝に王手をかけた。

 オープニングゲームで喫したサービスダウンを取り返せず第1セットを落としたルブレフは2度ブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット3-3から3ゲームを連取して2時間10分で18歳の挑戦を退けた。

「凄く厳しい試合だった。彼は非常に才能があり、超パワフルで信じられないようなプレーをしていた。彼が試合を支配していて、どうしたらいいかわからず自分にはチャンスがないと思う瞬間もあった」とルブレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「それでも何とか戦い続け、前向きな姿勢を崩さないようにしていたよ。最終的にブレークできて第2セットを取ることができた。第3セットも途中まで互角の戦いだった」

 ルブレフは決勝で、セバスチャン・オフナー(オーストリア)を4-6 7-5 6-3で破って勝ち上がったエミル・ルースブオリ(フィンランド)と対戦する。ふたりは昨シーズンに2度対決していずれも接戦を演じており、1月のオーストラリアン・オープン3回戦はルブレフが6-2 6-4 6-7(2) 6-3で、8月のシンシナティ2回戦ではルースブオリが7-6(10) 5-7 7-6(3)で勝っている。

「エミルはいい友人でもあるんだけど、今週は非常にいいプレーをしているし彼との対戦はいつも劇的なものになるんだ。観客の皆さんに楽しんでもらえるいい試合ができるよう願っている」とルブレフは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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