2021年NCAAチャンピオンのナバーロがメルテンスに競り勝ちツアー初優勝「本当にクレイジー」 [ホバート国際]

写真はツアー初優勝を飾ったエマ・ナバーロ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ホバート国際」(WTA250/オーストラリア・タスマニア州ホバート/1月8~13日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が第1シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に6-1 4-6 7-5で競り勝ちツアー初優勝を飾った。

 1-1から5ゲームを連取して第1セットを先取したナバーロはブレーク合戦の末に第2セットを取り返されたが、お互いに2度ずつ相手のサービスゲームを破って迎えた第3セット5-5からブレークに成功すると続くサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをきっちりキープして2時間48分の死闘に終止符を打った。

 バージニア大学1年だった2021年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでチャンピオンになり、同年のUSオープンでグランドスラム初出場を果たした翌年にプロとして活動し始めたナバーロは昨シーズンにトップ100デビューしたあと世界ランクを31位まで上げたが、ツアーレベルでは前週のオークランドを含む3度のベスト4がこれまでの最高成績だった。

「この感情を言葉で表現できるかわからないけど、ここまで至るまでに何年も努力を積んできた。コーチと私は8年間一緒にいたと思う。最初の頃から思い返すと本当にクレイジーだわ」とナバーロは試合後にコメントした。

「恐らく6~7年前の私は一人前のカレッジプレーヤーになりたいと思っていたし、それで十分だった。だから今ここにいるのは本当に考えられないことなの。私たちが努力したことの証だと思う」

 引き続き行われたダブルス決勝では、第2シードのチャン・ハオチン(台湾)/ジュリアーナ・オルモス(メキシコ)がグオ・ハンユー/ジアン・シンユー(ともに中国)を6-3 6-3で下して同ペアでの初タイトルを獲得した。


女子ダブルスで優勝を飾ったチャン・ハオチン(台湾/右)とジュリアーナ・オルモス(メキシコ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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