小田凱人がUSオープン1回戦の雪辱に成功してシングルス準決勝へ、ダブルスでは日本人ペア2組が揃って初戦を突破 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は小田凱人(東海理化)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の車いす男子シングルス準々決勝で、第2シードの小田凱人(東海理化)が53歳のステファン・ウッデ(フランス)を6-3 6-1で下してベスト4に進出した。試合時間は1時間8分。

 両者が前回プレーした昨年9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)1回戦ではウッデが6-1 6-1で勝っていたが、小田がそのときの雪辱に成功した。

 グランドスラム8大会連続出場となる17歳の小田は、昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)とウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でタイトルを獲得。初参戦だった昨年の全豪では決勝に進出し、アルフィー・ヒュウェット(イギリス)に3-6 1-6で敗れはしたが準優勝を飾った。

 今大会での小田は、前日に行われた1回戦で三木拓也(トヨタ自動車)との日本人対決を6-3 6-1で制して勝ち上がっていた。

 小田は準決勝で、トム・エフベリンク(オランダ)を7-5 6-2で破って勝ち上がった第4シードのゴードン・リード(イギリス)と対戦する。

 この日からダブルスも始まり、日本勢は三木/小田と荒井大輔(BNPパリバ)/眞田卓(凸版印刷)が揃って初戦を突破した。

 車いすテニスは昨年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会11日目|1月24日◎車いすの部男子

車いす男子シングルス準々決勝◎試合結果|日本人選手

○16小田凱人(日本/東海理化)[2] 6-3 6-1 ●14ステファン・ウッデ(フランス)

車いす男子ダブルス1回戦◎試合結果|日本人選手

○6三木拓也/小田凱人(トヨタ自動車/東海理化)7-6(5) 7-6(4) ●5アレハンデル・カタルド/ケーシー・ラツラフ(チリ/アメリカ)

○3荒井大輔/眞田卓(BNPパリバ/凸版印刷)6-4 4-6 [10-7] ●4トム・エフベリンク/ルーベン・スパールガレン(オランダ)

車いす男子シングルス準決勝◎組み合わせ

1アルフィー・ヒュウェット(イギリス)[1] vs 6ヨアキム・ジェラード(ベルギー)

12ゴードン・リード(イギリス)[4] vs 16小田凱人(日本/東海理化)[2]

車いす男子ダブルス準決勝◎組み合わせ|日本人選手

1アルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)[1] vs 3荒井大輔/眞田卓(BNPパリバ/凸版印刷)

6三木拓也/小田凱人(トヨタ自動車/東海理化)vs 8ヨアキム・ジェラード/ステファン・ウッデ(ベルギー/フランス)[2]

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写真◎Getty Images

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