ブリスベンで敗れたルーネに雪辱したシェフチェンコがベスト8に進出「ここまでのキャリアで最高の勝利」 [ATPロッテルダム]

写真はアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ABN AMROオープン」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月12~18日/賞金総額229万720ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)が第3シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-4 1-6 6-3で倒して8強入りを決めた。

 4-4から最初のブレークに成功して第1セットを先取したシェフチェンコは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット3-3から最後の3ゲームを連取して1時間36分でキャリア2度目の対トップ10勝利を挙げた。ふたりは1月にブリスベンの2回戦で一度対決してルーネが6-4 5-7 6-2で勝っていたが、シェフチェンコがそのときの雪辱を果たした。

「これは僕にとってここまでのキャリアで最高の勝利だ。(当時世界ランク9位の)テイラー・フリッツ(アメリカ)に勝ったことがあるけど、恐らく今日の試合がベストだ。ブリスベンでのリベンジができたから尚更うれしいよ」とシェフチェンコは試合後にコメントした。

「第1セットは僕のほうが攻撃的だったと思う。それから彼がレベル引き上げ、よりアグレッシブになってネットに出てくるようになった。それに惑わされてしまったよ。第3セットはどちらにもチャンスがあった。ブレークポイントに関してはある意味ラッキーだったと思う。第3セットでは彼のほうが少しいいプレーをしていたかもしれないけど、僕のほうに運があったね」

 シェフチェンコは次のラウンドで、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、タロン・グリークスプア(オランダ)、エミル・ルースブオリ(フィンランド)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シナーがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したガエル・モンフィス(フランス)を6-3 3-6 6-3で振りきり、グリークスプアが第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)との接戦を6-7(5) 7-6(5) 7-6(4)で制し、ルースブオリはヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-3 6-3で退けた。

 準々決勝ではシナーが元世界ランク3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と、グリークスプアはルースブオリと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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