2022年大会覇者オジェ アリアシムがクレッシーに競り勝ち2回戦へ「運は自分で作り出すもの」 [ATPロッテルダム]

写真はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ABN AMROオープン」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月12~18日/賞金総額229万720ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、2022年大会チャンピオンのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が予選勝者のマキシム・クレッシー(アメリカ)に7-6(3) 7-6(8)で競り勝った。

 試合はすべてサービスキープで進んだが、2つのタイブレークをものにしたオジェ アリアシムがストレート勝利を決めた。18本のサービスエースを決めたオジェ アリアシムは相手より10本多い39本のウィナーを叩き込み、アンフォーストエラーを14本に抑えた。

 第2セットのタイブレーク8-8でクレッシーは甘い返球を叩いてネットに出たが、オジェ アリアシムの返球がフレームショットになって相手の頭上を越えてウィナーになった。続くマッチポイントでクレッシーはダブルフォールトを犯し、2時間20分で試合に終止符が打たれた。

「僅差だったけど、最後は運も味方してくれた。フレームショットのロブが決まってマッチポイントになるなんて本当にクレイジーだった。でもそのチャンスは自分が生み出したんだ。ある意味で運は自分で作り出すものだからね」とオジェ アリアシムは試合後にコメントした。

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と予選を勝ち上がってきたジズー・ベルグス(ベルギー)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に3-6 7-6(7) 7-6(3)で逆転勝利をおさめ、予選勝者のダビド・ゴファン(ベルギー)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア)を6-4 6-7(12) 6-1で振りきり、元世界ランク3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はワイルドカードを得て参戦したイェスパー・デ ヨング(オランダ)を7-6(5) 6-4で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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