今季無敗のシナーが初戦に快勝「僕には改善すべきことがまだたくさんあると感じている」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日6~17日/賞金総額1191万8990ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのヤニク・シナー(イタリア)がタナシ・コキナキス(オーストラリア)を6-3 6-0で下して好スタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シナーはこの試合が初戦だった。試合は第6ゲームまでサービスキープで進んだが、第1セット3-3からシナーが最後の9ゲームを連取して1時間21分で快勝した。

「今日は少し風が吹いていたから、特に序盤はプレーし難かった。僕にとってここでの初戦だったからね。喜んでいいと思う。彼(コキナキス)は素晴らしい選手で、サービスが本当に強力だ」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「目標というのは次から次に設定できるものだ。ひとつ達成すれば次の目標に向けて懸命に努力するんだ。僕には改善すべきことがまだたくさんあると感じている。サービスをもっとよくしたいし、多彩なプレーができるよう努力しているよ」

 今季の戦績を13勝0敗としたシナーは次のラウンドで、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-7(3) 6-2 7-6(9)で破って勝ち上がった第25シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。

 前日に雨で順延となっていたトップハーフ(ドローの上半分)の男子シングルス1回戦ではアレハンドロ・タビロ(チリ)、ジャン・ジジェン(中国)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、アレクサンドル・ミュレー(フランス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、予選勝者のルーカス・クライン(スロバキア)が勝利をおさめた。

 この日プレーしたシナー以外のトップ10プレーヤーはディフェンディング・チャンピオンで第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が揃って初戦を突破した。

 そのほかの試合では第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第16シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第18シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第20シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、第22シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第27シードのタロン・グリークスプア(オランダ)、第31シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第32シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)、予選勝者のチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)が3回戦に駒を進めた。

 第15シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がザイブチ ビルチに1-6 5-7で、第24シードのニコラス・ジャリー(チリ)はマロジャンに6-3 5-7 4-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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