シフィオンテクがオーストラリアン・オープンで苦戦したコリンズに対する初戦に快勝 [WTAインディアンウェルズ]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額925万8080ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-3 6-0で下して好スタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。試合は第6ゲームまでサービスキープで進んだが、第1セット3-3から2つのブレークポイントをセーブしたシフィオンテクが最終的に最後の9ゲームを連取して1時間21分で快勝した。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープンの2回戦で対決し、シフィオンテクが第3セット1-4から挽回して6-4 3-6 6-4で辛勝していた。

「初戦は簡単じゃないけど、特に相手がダニエルだっただけにいいスタートが切れてよかった。彼女は本当にボールを強く打ち、凄く予測し難いの。私はすべてに備えていたかった。勝ち進むことができてうれしいわ」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(途中から)自分の少しミスが減り始め、ダニエルがミスする機会が増えた。小さな差だけど、最終的にはブレークポイントなど重要な場面でいいプレーをする準備が私にはできていた。相手が何をしてきても集中力を切らさず自分のプレーができたから満足している」

 2022年大会チャンピオンのシフィオンテクは次のラウンドで、カミラ・ジョルジ(イタリア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第26シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。両者は過去2戦して1勝1敗と星を分け合っているが、1月のオーストラリアン・オープン3回戦ではノスコバが3-6 6-3 6-4で勝っている。

 前日に雨で順延となっていたボトムハーフ(ドローの下半分)の女子シングルス1回戦ではユアン・ユエ(中国)、ペイトン・スターンズ(アメリカ)、ディアナ・シュナイダー(ロシア)、ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)が次戦に勝ち進んだ。

 この日プレーしたシフィオンテク以外のトップ10プレーヤーは第7シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が予選勝者のベルナルダ・ペラ(アメリカ)を6-0 6-2で退け初戦を突破したが、第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と第10シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)は敗れた。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したケイティ・ボリネッツ(アメリカ)がジャバーを6-4 6-4で倒し、産休から復帰した元世界ランク1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)はオスタペンコに5-7 6-3 6-3で逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合では第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第13シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第17シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、第18シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第21シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、第22シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、第28シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)、第31シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)、ワイルドカードを得て参戦した元世界ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が3回戦に駒を進めた。

 第15シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)がプティンセバに5-7 1-6で、第25シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)はウォズニアッキに6-7(5) 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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