トップハーフの2回戦がすべて終了、大坂がスビトリーナに勝利「試合に勝てば勝つほど心地よくなるはず」 [マイアミ・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~31日/賞金総額877万480ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、世界ランク229位の大坂なおみ(フリー)が第15シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-2 7-6(5)で振りきりベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、スビトリーナはこの試合が初戦だった。この試合は前日に行われる予定だったが、雨により延期となっていた。

 2-2から4ゲームを連取して第1セットを先取した大坂は第2セット5-2から5-5に追いつかれたが、もつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間30分で試合を締めくくった。

 1月に産休から復帰して6戦目に臨んでいる元世界ナンバーワンの大坂は前週のインディアンウェルス2回戦で世界ランク15位のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を7-5 6-3で破っており、2大会連続でトップ20の選手から勝ち星を挙げた。彼女は今季5大会でプレーして5勝5敗の戦績を残しているが、復帰したばかりの頃と比べると動きや安定感が明らかに改善されている。

 大会前の記者会見でここまでの進捗状況について聞かれた大坂は、「大会で優勝したいのはもちろんだけど、一歩ずつ進んでいかなければならないことはわかっている。とにかく試合に勝つだけだわ。試合に勝てば勝つほど心地よくなるはずだし、それがいつか頭上に何か(優勝杯)を掲げることに繋がるよう願っている」と話していた。

 大坂は次のラウンドで、ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)が1-6 2-5とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった第23シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦する。ふたりは今季既に2度対決しており、1勝1敗と星を分け合っている。

 同日に1日遅れで初戦を戦ったトップ10プレーヤーは第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)はエリナ・アバネシアン(ロシア)に1-6 6-4 3-6で敗れた。

 そのほか前日に雨で順延となっていたトップハーフ(ドローの上半分)の女子シングルス2回戦では第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第19シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)、第26シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)、ダニエル・コリンズ(アメリカ)、第31シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)が次戦に勝ち進んだ。

 第30シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)はコリンズに2-6 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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