シフィオンテクが今季3敗目、女子トップ3はベスト8に進めず [マイアミ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~31日/賞金総額877万480ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)に4-6 2-6で敗れた。

 オープニングゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したアレクサンドロワは第2セットも5-1とリードを広げ、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間24分で世界ナンバーワンに対するキャリア初勝利を挙げた。

 29歳のアレクサンドロワがシフィオンテクに勝ったのは2021年1月のメルボルン3回戦以来で2度目(3敗)だが、当時のシフィオンテクは世界ランク6位だった。

「ここで2年連続2度目の準々決勝進出よ。何度もトライしてついにイガに勝った。世界ナンバーワンに勝ったのは初めてなの。この3つのすべてが私にとって特別だわ」とアレクサンドロワは試合後にコメントした。

 前週のインディアンウェルズで2年ぶりの優勝を飾っていたシフィオンテクは2度目の『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を目指していたが、今季3敗目を喫して連勝は「8」でストップした。

「ここマイアミでもっといいプレーができると思っていたから、もちろんがっかりしているわ。でも彼女(アレクサンドロワ)は素晴らしい試合をしたし、今日の試合では確かに彼女のほうが優れていた」とシフィオンテクは潔く負けを認めた。

「彼女のサービスを読むのが難しく、リターンをうまく返せなくて少し硬くなってしまった」

 金星を挙げたアレクサンドロワは次のラウンドで、第20シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)との地元勢対決を7-6(1) 6-3で制して勝ち上がった第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。

 この日プレーしたシフィオンテクとペグラ以外のトップ10プレーヤーは第17シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-3 7-5で破った第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と第22シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が右太腿のケガを理由に棄権したため不戦勝となった第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)8強入りを決めたが、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)は第23シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)に3-6 6-1 2-6で敗れた。

 そのほかの試合では第27シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第24シードのケイティ・ブルター(イギリス)を7-5 6-1で下し、ダニエル・コリンズ(アメリカ)が第19シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-3 6-2で退け、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)は第32シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を6-4 7-6(5)で振りきり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではルバキナがサカーリと、ガルシアがコリンズと、アザレンカはプティンセバと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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