ルードとフルカチュのトップ2シードがともにストレート勝利で準々決勝へ [エストリル・オープン]

写真はホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月1~7日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が予選勝者のヤン・ホインスキ(イギリス)を7-6(5) 6-4で退け8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、フルカチュはこの試合が今季のクレーコート初戦だった。フルカチュは先にサービスダウンを喫しながらも挽回してタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット3-3から2度目のブレークに成功して1時間47分で勝利を決めた。

「ポジティブだった。最後には僕が勝った。クレーコートでプレーするシーズン最初の試合は困難だがやりがいのある挑戦だ。動きを調整しなければならないし、大会に向けた準備にあまり時間が取れなかったから難しい」とフルカチュは試合後にコメントした。

「うまくできていない自覚があるし、もっとサーフェスに心地よさを感じたいから少しイライラしてしまう。そのようなことに対処して戦わなければならないんだ」

 フルカチュは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のダビド・ホルダ サンチス(スペイン)を7-6(2) 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のパブロ・リャマス ルイス(スペイン)と対戦する。

 この日初戦に臨んだフルカチュ以外の上位シード勢はディフェンディング・チャンピオンで第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-1 6-2で下して準々決勝に駒を進めたが、第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)はヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)に6-7(4) 3-6で敗れた。

 そのほかの試合ではペドロ・マルチネス(スペイン)、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)、クリスチャン・ガリン(チリ)、ラッキールーザーのリシャール・ガスケ(フランス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第5シードのアルトゥール・フィス(フランス)がガリンに6-2 4-6 4-6で、第7シードのガエル・モンフィス(フランス)はフチョビッチに6-1 1-6 5-7で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。準々決勝ではルードがフチョビッチと、ボルジェスがガリンと、マルチネスはガスケと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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