17歳フォンセカがキャリア2度目のツアー8強入り「ワイルドカードをくれた大会にお礼を言いたい」 [ATPブカレスト]

写真はリオ・オープンでのジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ティリアク・オープン」(ATP250/ルーマニア・ブカレスト/4月15~21日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した17歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が予選勝者のラドゥ・アルボット(モルドバ)を7-6(2) 6-2で下し、ツアーレベルでキャリア2度目のベスト8進出を決めた。

 この試合はオープニングゲームをアルボットがブレークしたあと雨により順延となっていたが、第4ゲームでブレークバックに成功したフォンセカが第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間37分で2日がかりの勝利を決めた。

 ワイルドカードで出場した2月のリオデジャネイロでアルトゥール・フィス(フランス)とクリスチャン・ガリン(チリ)を倒して8強入りしたフォンセカは、予定していたバージニア大学進学を取り消しプロへの道を選んでいた。

「今日は素晴らしい戦いだった。雨のせいでコートが重くなるのはわかっていた。昨日は雨で1ゲームしかプレーできず、彼(アルボット)にブレークされていた。彼が経験豊富な選手だということはわかっていた。彼は僕の2倍の年齢だし最後までファイトする必要があったけど、この勝利にとても満足している」とフォンセカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ワイルドカードをくれた大会にお礼を言いたい。僕にとってこれから成長していくために大きな意味がある。本当にうれしいし、凄く感謝している」

 フォンセカは次のラウンドで、前日にアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第4シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)と対戦する。

 そのほかの試合ではマートン・フチョビッチ(ハンガリー)が第2シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を7-5 6-1で退け、コランタン・ムーテ(フランス)は第7シードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-2 6-7(3) 6-2で振りきり、シードダウンを演じた両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、グリークスプアはこの試合が初戦だった。

 雨による進行の遅れで2回戦残り4試合が延期となり、トップハーフ(ドローの上半分)は金曜日に2回戦と準々決勝の2試合を戦う予定になっている。

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写真◎Getty Images

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