19歳フィスがデミノーを倒す今季最大の勝利で準々決勝へ「僕にとって大きな意味がある」 [バルセロナ・オープン]

写真はアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月15~21日/賞金総額293万8695ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第16シードのアルトゥール・フィス(フランス)が第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 6-2で倒して8強入りを決めた。

 3-5から4ゲームを連取して第1セットを先取したフィスは第2セット5-1からサービスダウンを喫したが、続くレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間34分で試合を締めくくった。19歳のフィスがトップ20の選手に勝ったのは今季初めてで、キャリア3度目となる。

「今季は出だしからやや苦労していたから、この勝利には本当に満足している。僕にとって大きな意味がある。第1セットは3-5までいい流れじゃなかったけど、そこからエネルギーレベル上げてもっといいプレーをしようとした。第1セットを通し、そして試合終盤にも観客の声援には凄く助けられた」とフィスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(第2セット)5-1からブレークされて最後のゲームも簡単じゃなかった。最後まで戦い抜かなければならなかったけど、勝つことができて本当によかった。明日も全力を尽くすよ」

 今季の戦績を13勝10敗としたフィスは次のラウンドで、第11シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(10) 3-6 6-1で破って勝ち上がったドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第13シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)、ファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シード対決ではルードが第14シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-1 6-4で退け、ディアス アコスタは第17シードのファビアン・マロジャン(ハンガリー)に3-6 6-3 6-1で逆転勝利をおさめてシードダウンを演じた。

 準々決勝ではルードがアルナルディと、チチパスがディアス アコスタと、ノリーはエチェベリと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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