サバレンカが体調不良に苦しみながらも初戦に逆転勝利「ここ4日間具合が悪くてベッドから出られなかった」 [イタリア国際]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がケイティ・ボリネッツ(アメリカ)に4-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこの試合が初戦だった。4-3から3ゲームを連取されて第1セットを落としたサバレンカはワンブレーク差で第2セットを取り返し、第3セット4-1からサービスダウンを喫したあと続く2ゲームを取って2時間15分で試合を締めくくった。

 前週のマドリッド決勝でチャンピオンシップポイントを3度凌がれた末にイガ・シフィオンテク(ポーランド)に惜敗したあと体調を崩していたサバレンカは、「正直に言うと、ここ4日間具合が悪くてベッドから出られなかったにしては本当にいいプレーができたと思う」と試合後にコメントした。

「第1セットはテニスの感覚がまったくなかったし、リズムも感じなかった。コンディションが違うから、第2セットではとにかく今日できるベストを尽くそうと自分に言い聞かせていたの」

 2連覇を達成したオーストラリアン・オープン以降の4大会で4勝4敗と苦しんでいたサバレンカは、マドリッドで決勝に進出する過程で4つのフルセットマッチを乗り越えていた。

「マドリッドでは素晴らしい2週間を過ごしたわ。厳しい戦いが多かったけど、体調を崩したのはその代償だと思う」とサバレンカは復調の手応えを掴んだマドリッドを振り返った。

「気分もよくなり始めてコートで戦い続けることができるようになってうれしい。日を追うごとにテニスも体調もよくなっていくよう願っている」

 サバレンカは次のラウンドで、予選勝者のラウラ・シグムンド(ドイツ)を4-6 7-5 6-2で破って勝ち上がった第32シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)と対戦する。

 この日プレーしたサバレンカ以外のトップ10プレーヤーは第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)が初戦を突破したが、第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)はソフィア・ケニン(アメリカ)に5-7 6-2 4-6で敗れた。ケニンは昨年の大会でも2回戦でサバレンカを倒しており、2年連続で上位シードから勝ち星を挙げた。

 2月のドバイでキャリア最大のタイトルを獲得したジャスミン・パオリーニ(イタリア)は第11シードとして母国開催のWTA1000大会に臨んだが、マヤル・シェリフ(エジプト)に6-7(4) 6-2 4-6で競り負け地元ファンの期待に応えることができなかった。

 そのほかの試合では第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第16シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第22シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第23シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第27シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)、予選勝者のレベッカ・スランコバ(スロバキア)、イリア カメリア・ベグ(ルーマニア)が3回戦に駒を進めた。

 第20シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がソリベス トルモに3-6 6-1 5-7で、第26シードのケイティ・ブルター(イギリス)はスランコバに4-6 6-7(8)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の3回戦ではサカーリがカリニーナと、オスタペンコがソリベス トルモと、コリンズがガルシアと、スビトリーナがカリンスカヤと、アザレンカがシェリフと、メルテンスがベグと、ケニンはスランコバと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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