サバレンカが過去3戦全敗だったイエストレムスカから初勝利で4回戦へ「今の私はよりよいプレーヤーになった」 [イタリア国際]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第32シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-4 6-2で下して16強入りを決めた。

 第7ゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したサバレンカは第2セットも5-1とリードを広げ、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間26分で試合を締めくくった。

 ふたりはこれが2020年1月のアデレード準決勝以来となる4度目の対決だったが、サバレンカが初勝利を挙げた。

「今の私はよりよいプレーヤーになった。彼女(イエストレムスカ)に勝つために必要なものをたくさん備えている。私は勝つためのすべてを持っていると確信し、かなり自信を持ってこの試合に臨んでいた」とサバレンカは試合後の記者会見で風邪気味のため少しかすれた声で語った。

「私は最高のテニスを取り戻すことに集中している訳じゃない。できる限りコンディションに適応することに注力しており、あらゆるチャンスを逃さず戦うだけよ。マドリッドは私にとって本当に素晴らしい2週間だった。ポジティブなことが多かった。ここローマではレベルを上げ続け、ロラン・ギャロスを迎える頃には最高の状態になっているようにしたいと思っているの」

 サバレンカは次のラウンドで、第23シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第16シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、予選勝者のレベッカ・スランコバ(スロバキア)、イリア カメリア・ベグ(ルーマニア)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 シード対決ではサカーリが第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を7-6(4) 6-0で退け、コリンズが第22シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-3 6-3で倒し、ベグは第27シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に6-2 6-0で圧勝してシードダウンを演じた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではサカーリがアザレンカと、オスタペンコがスランコバと、コリンズはベグと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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