コプファーが2回戦で初めてツアー大会トップシードとして臨んだアンベールに逆転勝利 [リヨン・オープン]

写真は男子シングルス1回戦でのドミニク・コプファー(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月19~25日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのユーゴ・アンベール(フランス)がドミニク・コプファー(ドイツ)に6-2 4-6 4-6で逆転負けを喫した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、アンベールはこの試合が初戦だった。2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたコプファーはワンブレーク差で第2セットを取り返し、4-3からブレークバックを許したあと最後の2ゲームを連取して2時間4分で勝利をもぎ取った。

 25歳のアンベールは初めてトップシードとしてATPツアーに臨んだが地元ファンの期待に応えることができず、3月のマイアミ3回戦に続いてコプファーに行く手を阻まれた。

「ユーゴとプレーするのは難しい。彼はどのサーフェスでも素晴らしい選手だ。だからこそ世界トップ20にいるんだ」とコプファーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「簡単じゃないよ。第2セットの途中までは苦戦を強いられてネガティブになっていたけど、何とか流れを覆して最終的にはずっといいテニスができた。勝ち上がることができてうれしい」

 コプファーは次のラウンドで、チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)が5-7 0-3とリードされた時点で右足首のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第6シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの試合ではルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、予選勝者のユーゴ・ガストン(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ダルデリが第3シードのアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(4) 6-3で退け、リンデルネックが第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を7-6(7) 6-4で倒し、ガストンは第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-2 2-6 6-3で振りきりそれぞれシードダウンを演じた。

 準々決勝ではダルデリがリンデルネックと、ガストンはエムペシ ペリカールと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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