センターコート開幕試合で勝利の大坂がシフィオンテクとの対決に意欲「私はどの試合でも勝てると考えるタイプ」 [フレンチ・オープン]

写真はセンターコートのオープニングマッチを勝利で飾った大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)がルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-1 4-6 7-5で振りきりセンターコートのオープニングマッチを勝利で飾った。

 1-1から5ゲームを連取して第1セットを先取した大坂は4-5から初のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット4-0から4-5と巻き返されながらも続く3ゲームを連取して2時間1分で勝利をもぎ取った。

 四大大会で大坂が勝ち星を挙げたのは2022年オーストラリアン・オープン以来4大会ぶりで、産休後では初となる。

 試合後のオンコートインタビューで「本当に緊張していて、かなり硬くなっていた」と話したが、「必ずしも緊張していた訳ではないと思う。確かに第1セットは緊張していたけど、そのエネルギーをいい方向に繋げることができていた」と大坂はのちに記者会見でより詳しく説明した。

「よく足が動いていたし凄く集中していたけど、少しスコアを気にし過ぎていたように思う。第1セットを6-1で取ったのを見たときにかなり落ち着いた気分になり、そのあとは明らかにいいプレーができなくなったから。だからこの2つ(緊張とリラックス)のエネルギーをうまく管理するバランスを見つけなければならないと感じるけど、第3セット終盤にはうまくできていたわ」

 大坂は次のラウンドで、3年連続4度目の優勝を目指す第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と予選を勝ち上がってきたレオリア・ジャンジャン(フランス)の勝者と対戦する。

 ドローを確認していなかった大坂は質問を受けるうちに薄々気づいた様子で、マドリッドとローマで優勝して現在マッチ12連勝中のシフィオンテクが相手に決まった場合は「正直に言って凄くワクワクしている」と話した。

「妊娠中に彼女(シフィオンテク)の試合をたくさん観ていたの。ここで何度も勝っている選手だし、フレンチ・オープンで彼女と対戦できれば光栄だわ。私にとって非常に大きな名誉であり、挑戦になると思う」

 自身もグランドスラム大会で4度栄冠に輝いた実績を持つ大坂は、「自分の現在地を知るためのテストのように感じているけど、自分自身にあまり期待していないとは言わないわ。私はどの試合でも勝てると考えているタイプだから」とプライドも垣間見せた。

「それが私をここまで導いてくれた。自分のことを卑下して試合をするつもりは決してない」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles