ルードが父のツアー優勝を阻んだ因縁があるメリジェニ一家に対するリベンジに成功「何年も待たなければならなかったけど…」 [フレンチ・オープン]

写真は試合後に握手を交わすキャスパー・ルード(ノルウェー/左)とフェリペ・メリジェニ ロドリゲス アウベス(ブラジル)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が予選勝者のフェリペ・メリジェニ ロドリゲス アウベス(ブラジル)を6-3 6-4 6-3で下して好スタートを切った。

 89%の高確率でファーストサーブを入れて8回しかなかったセカンドサーブでも7ポイントを取ったルードは一度しかブレークポイントに直面せずすべてキープし、相手のサービスゲームを合計4度破って1時間55分で勝利を決めた。

 今季の欧州クレーコートシーズンに6大会でプレーしたルードは4月のバルセロナと大会前週のジュネーブでタイトルを獲得し、17勝4敗の好成績を残した。

「最初から最後まで全体的にかなり安定したレベルでプレーできた。(ロラン・ギャロスで2年連続決勝に進出した)過去2年の結果を考えると間違いなく少しナーバスになっていた。大きなポイントがかかっているし、ここで達成したいことがたくさんあるからね。少し緊張したけど、今日の勝利にはとても満足している」とルードは試合後にコメントした。

「これは僕にとって最大のトーナメントでありハイライトのひとつだから常に楽しみにしているんだ。ここ2年はパリでいい結果を残すことができたから、今回もいい年にすることができるよう願っている」

 メリジェニ ロドリゲス アウベスは元世界ランク25位でロラン・ギャロスでも1999年に4強入りした実績を持つフェルナンド・メリジェニ(ブラジル)の甥にあたるが、ルードの父であるクリスチャン・ルード(ノルウェー)はキャリアで唯一ツアー決勝に進出した1995年バスタッドでメリジェニに敗れた因縁があった。

「僕も父もメリジェニ一家にリベンジしたかったんだと思う。待った甲斐があったよ。何年も待たなければならなかったけど、今日はそれをやってのけることができた」とルードはそのことについて話した。

 ルードは次のラウンドで、予選勝者のヴァランタン・バシュロ(モナコ)を4-6 6-2 6-2 7-6(2)で破って勝ち上がったアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles