大坂なおみは2回戦で惜敗、2連覇中の女王シフィオンテクを崖っぷちまで追い詰めるも金星逃す [フレンチ・オープン]

写真は試合後にお互いの健闘を称え合う大坂なおみ(フリー/手前)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、世界ランク134位の大坂なおみ(フリー)は第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)に6-7(1) 6-1 5-7で競り負け金星を逃した。試合時間は2時間57分。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に落とした大坂は第2セットに入ると主導権を握って第3セット5-2と勝利目前まで迫ったが、シフィオンテクが最後の5ゲームを連取する過程で3-5からマッチポイントを凌いで2時間57分で勝利をもぎ取った。

 前哨戦のマドリッドとローマ(ともにWTA1000/クレーコート)を連続で制して今大会を迎えているシフィオンテクは、辛くも連勝を「14」に伸ばした。

 同大会に2年ぶり7度目の出場となった26歳の大坂は、3度の3回戦進出(2016年、18~19年)が最高成績。前回プレーした2022年は、1回戦でアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に5-7 4-6で敗れていた。

 この結果でシフィオンテクは、大坂との対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。両者は過去ハードコートで2戦して1勝1敗で星を分け合っていたが、大坂が勝ったのは当時世界ランク2位でシフィオンテクが65位だった2019年8月のトロント(WTAプレミア5)3回戦でのことだった。

 第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン(WTA500/ハードコート)で復帰した元世界ナンバーワンの大坂は、クレーコートの前哨戦3大会でプレーしてローマ(WTA1000)で16強入りするなど4勝3敗の戦績を残した。

 今大会での大坂はセンターコートの開幕試合として行われた1回戦でルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-1 4-6 7-5で破り、四大大会で2022年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来4大会ぶりで産休後では初となる勝ち星を挙げていた。

 シフィオンテクは3回戦で、マリー・ブーズコバ(チェコ)とラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヤナ・ファット(クロアチア)の勝者と対戦する。この試合はブーズコバが6-2 1-0とリードしたが、雨により順延となった。

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写真◎Getty Images

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