ズベレフが第5セット1-4の危機を乗り越えグリークスプアに勝利「彼は危険な選手」 [フレンチ・オープン]

写真は第5セット1-4の劣勢を克服して3回戦を突破したアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第26シードのタロン・グリークスプア(オランダ)に3-6 6-4 6-2 4-6 7-6(10-3)で競り勝ちベスト16進出を決めた。

 1セットダウンから2セットを連取して迎えた第3セットで流れを維持できず先にサービスダウンを喫して2セットオールに追いつかれたズベレフは第5セットで2度ブレークされて1-4と窮地に追い込まれたが、そこから2度連続で相手のサービスゲームを破って巻き返すともつれ込んだ10ポイントタイブレークでは主導権を握って4時間14分の死闘を締めくくった。

 グリークスプアは第5セット4-1からやや緊張の兆しが見え、4-4に挽回される過程で2度あったサービスゲームでダブルフォールト2本を含む8本のアンフォーストエラーで反撃の機会を与えてしまった。

「信じられないような試合だった。凄い選手だ。彼は信じ難いほど危険な選手だ」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼(グリークスプア)と対戦するときはいつも苦戦する。彼と対戦するのは好きじゃないけど、最後まで競り合ったのは彼の功績が大きい。随所にあった1~2ポイントが違いを生んだ」

 ズベレフは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヨセフ・コバリク(スロバキア)を7-5 6-1 7-6(2)で破って勝ち上がった第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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