2試合連続の死闘を制して8強入りのジョコビッチがグランドスラム歴代トップのマッチ370勝目、セルンドロは金星逃す [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-1 5-7 3-6 7-5 6-3で倒してベスト8に進出した。

 3回戦に続いてセットカウント1-2と追い込まれたジョコビッチは第4セット2-2から先にサービスダウンを喫して窮地に陥ったが、第8ゲームでブレークバックに成功すると競り合いながらも最終セットに持ち込み、最終的に4時間39分で勝利をもぎ取った。

 同大会に20年連続出場となる37歳のジョコビッチは、これまでに3度(2016年、21年、23年)タイトルを獲得。第3シードで臨んだ昨年は、決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-6(1) 6-3 7-5で下して3度目の栄冠に輝いた。

 両者は今回が初顔合わせ。この結果でジョコビッチのグランドスラム大会勝利数が「370(49敗)」となり、369勝60敗のロジャー・フェデラー(スイス)を追い抜き歴代トップとなった。

 今シーズンのジョコビッチはここまで6大会でプレーして14勝6敗と例年に比べると低調で、右肘のケガで長期離脱を余儀なくされてトップ10から陥落していた2018年以来初めて一度も優勝することができずに今大会を迎えている。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-4 7-6(3) 6-4で、2回戦でロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-4 6-1 6-2で、3回戦では第30シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 6-7(6) 2-6 6-3 6-0で破って16強入りを決めていた。

 ディフェンディング・チャンピオンのジョコビッチは準々決勝で、第7シードのルードと第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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