アンベールがパリ五輪でダブルスに出場予定の後輩フィスを退け今季のグラスコート初戦に勝利「本当に心地よくプレーできた」 [ATPスヘルトーヘンボス]

写真は2023年シンチ選手権でのユーゴ・アンベール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リベマ・オープン」(ATP250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月10~16日/賞金総額76万7455ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのユーゴ・アンベール(フランス)が自国の後輩であるアルトゥール・フィス(フランス)を6-3 7-6(1)で退けベスト8進出を決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、アンベールはこの試合が今季のグラスコート初戦だった。第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したアンベールは、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間27分で勝利を決めた。

 ファーストサーブからのポイントを82%の高確率で取ったアンベールは第2セット1-2から15-40のピンチを凌いでキープし、タイブレークでも相手を寄せ付けなかった。

「友人と対戦するのは簡単じゃなかった。僕たちはパリ五輪でペアを組んでダブルスに出る予定なんだ。彼(フィス)と対戦できてよかったよ」とアンベールは試合後にコメントした。

「今季のグラスコート初試合で勝つことができて凄くうれしいよ。本当に心地よくプレーできた」

 アンベールは次のラウンドで、第5シードのアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のハイス・ブラウワー(オランダ)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第6シードのタロン・グリークスプア(オランダ)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 7-6(5)で倒して8強入りを決めたが、第4シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)とアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)の2回戦は第2セット終了後(ハチャノフから4-6 7-5)に日没順延となった。

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写真◎Getty Images

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