ドレイパーが前年覇者ティアフォーに競り勝ちベスト4進出「非常に質の高い試合だった」 [ATPシュツットガルト]

写真はジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第6シードのジャック・ドレイパー(イギリス)がディフェンディング・チャンピオンで第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)に5-7 6-4 7-6(1)で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 競り合いの末にワンブレークずつでセットを分け合ったあと第3セットはすべてサービスキープでタイブレークに突入し、ドレイパーが2-1から最後の5ポイントを連取して2時間6分で勝利をもぎ取った。

 試合を通して31本のサービスエースを決めたドレイパーは第3セット5-4からのレシーブゲームで掴んだマッチポイントををものにできなかったが、タイブレークでは完全に主導権を握った。

「物凄くうれしいよ。第3セットのタイブレークで3連敗中だったから、今日そこを取れたのは素晴らしいことだし自分のレベルを本当に誇りに思う」とドレイパーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「サービスの出来にはとても満足している。非常に質の高い試合だった」

 ドレイパーは次のラウンドで、前年に準優勝を飾った第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)が体調不良で棄権したため不戦勝で勝ち上がったブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)とマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)のイタリア勢対決となった。元世界ランク6位のベレッティーニが予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-4 7-5で倒し、ムゼッティは4-6 6-1 1-0とした時点で第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が左脚のケガを理由に棄権したため勝利が決まった。

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写真◎Getty Images

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