ベレッティーニが過去2敗のシャポバロフから初勝利で8強入り「最高のテニスをしなければならないことはわかっていた」 [ATPシュツットガルト]

写真は2022年ボス・オープンでのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4 6-4で下してベスト8進出を決めた。

 68%入ったファーストサーブからのポイントを85%の高確率で取ったベレッティーニは一度もブレークを許さず、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間14分で勝利を決めた。ベレッティーニはシャポバロフに過去2戦全敗だったが、初勝利を挙げた。

 度重なるケガで長期離脱を余儀なくされていた28歳のベレッティーニは4月のマラケシュで復帰後初タイトルを獲得したあと5月のローマを体調不良で欠場を余儀なくされており、今週は4月のモンテカルロ以来の大会出場となる。

「サービスにはかなり集中した。特にここ(グラスコート)では相手にプレッシャーを感じさせることが重要だ。相手に自分のサービスゲームでブレークされてはいけないと意識させることができるからね」とベレッティーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼(シャポバロフ)に勝ったことがなかったのは知っていた。凄く厳しい2試合だったけど、随分前(2018年と19年)のことだ。彼に勝つためには最高のテニスをしなければならないことはわかっていたし、今日はそれができたと思う」

 2019年&22年大会チャンピオンのベレッティーニは次のラウンドで、第2シードのベン・シェルトン(アメリカ)を7-6(5) 4-6 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シェルトンはこの試合が今季のグラスコート初戦だった。

 そのほかの試合では前年の準優勝者で第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-4 7-6(0)で振りきり、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)はラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のリシャール・ガスケ(フランス)を6-3 6-4で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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