4月以来となる大会復帰のベレッティーニが得意のグラスコートで今季2勝目に王手 [ATPシュツットガルト]

写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が自国の後輩である第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 6-0で退け2年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

 0-40とされたサービング・フォー・ザ・セットを含め4つのブレークポイントをすべてセーブして第1セットを先取したベレッティーニは、最終的に最後の7ゲームを連取して1時間6分で快勝した。

 度重なるケガで長期離脱を余儀なくされていた28歳のベレッティーニは4月のマラケシュで復帰後初タイトルを獲得したあと5月のローマを体調不良で欠場を余儀なくされており、今週は4月のモンテカルロ以来の大会出場となる。

「このように勝てるならそのほうがいい。エネルギーの消耗が少なくて済むからね。今週はたくさんプレーしたと思うから、今日は1時間6分で終わって本当によかったよ」とベレッティーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「言うまでもなくロレンツォのようないい友人と対戦するのは決して簡単じゃない。僕たちはお互いのことをかなりよく知っている。特に立ち上がりは少し緊張していたのがわかったと思う。第1セットでサービスゲームを迎えたころに緊張を抑えることができ、そのあとはどんどん感覚がよくなっていった。この勝利に満足している」

 2019年&22年大会チャンピオンのベレッティーニは今季2度目のツアー決勝で、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第6シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。

 ドレイパーはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで32位に浮上しており、週明けにはキャメロン・ノリー(イギリス)を抜いてイギリス勢のトップに立つことが確定している。

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写真◎Getty Images

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