サバレンカがパリ五輪に出場しない意向を表明「自分の健康を優先する決断を下した」

写真は記者会見でのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「エコトランス女子オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月17~23日/賞金総額80万2237ユーロ/グラスコート)の記者会見にアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が登場し、パリ五輪に出場しない意向を表明した。

「特にここ数ヵ月はいろいろと苦労してきたから、健康に気を配らなければならないと感じている。スケジュールが過密なので、自分の健康を優先する決断を下した」とサバレンカは説明した。

「(USオープンに繋がる)ハードコートの大会に向けてフィジカル的にも体調面でも準備が整うように少し休養を取りたい。ハードコートシーズンの前にしっかりと準備をしたい。このほうが安全だし、身体にとってもいいと思う」

 胃腸の問題を抱えながらフレンチ・オープン準々決勝を戦ったサバレンカは17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)に苦杯を喫したが、「あれはコートで起きた最悪の経験だった。具合が悪かったりケガをしている状態でプレーしたことはあるけど、胃の調子が悪くてエネルギーが出ない状態でグランドスラム大会の準々決勝を戦うのは本当に酷い経験だった」と振り返った。

 サバレンカ以外にもオンス・ジャバー(チュニジア)とエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がサーフェスの変更によるケガの懸念や健康を優先するためパリ五輪でプレーしないことを決めており、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は出場を予定している。

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写真◎Getty Images

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