18歳メンシクが前年覇者ユーバンクスを倒して大会最年少の本戦勝者に [マヨルカ選手権]

写真はオーストラリアン・オープンでのヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月23~29日/賞金総額100万5340ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、18歳のヤクブ・メンシク(チェコ)がディフェンディング・チャンピオンで第8シードのクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)を6-3 3-6 6-1で振りきり大会デビュー戦を勝利で飾った。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したメンシクは3-4から初のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間30分でグラスコートでのプロ大会初勝利を挙げた。

 4年目を迎える同大会で10代選手が本戦勝利を挙げたのは2人目となるが、日曜日に初戦を突破した19歳のアレックス・ミケルセン(アメリカ)が樹立した最年少記録は僅か2日後にメンシクによって塗り替えられた。

 ケガでフレンチ・オープン欠場を余儀なくされたメンシクはグラスコートシーズンで復帰したが、スヘルトーヘンボスとハレでは初戦敗退に終わっていた。

「僕にとっていい結果だ。もちろんケガに苦しんで難しい数週間を過ごしてきたから、ふたたび大会に出場できるようになって幸せだ」とユーバンクスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「勝利でグラスコートに戻ることができてうれしいし、次のラウンドに向けてもっと頑張るよ」

 メンシクは次のラウンドで、前日にラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のハイス・ブラウワー(オランダ)を7-6(4) 7-6(5)で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのガエル・モンフィス(フランス)、セバスチャン・オフナー(オーストリア)、ミケルセン、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が8強入りを決め、予選勝者のアダム・ウォルトン(オーストラリア)とポール・ジャブ(イギリス)は2回戦に駒を進めた。

 オフナーが第5シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-3 7-5で退け、ミケルセンが第3シードのアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(5) 6-4で倒し、バウティスタ アグートは第2シードのユーゴ・アンベール(フランス)に3-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、アンベールとマナリノはこの試合が初戦だった。

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写真◎Getty Images

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