モンフィスが過去6戦全敗だったティームから初勝利で3年ぶりのグラスコートシーズンをスタート「次も勝ちたい」 [マヨルカ選手権]

写真は1回戦で対決したガエル・モンフィス(フランス/手前)とドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月23~29日/賞金総額100万5340ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第6シードのガエル・モンフィス(フランス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3 7-6(3)で退け3年ぶりのグラスコートシーズンをスタートした。

 自分のサービスゲームで一度もピンチに陥ることなくすべてキープしたモンフィスは第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをものにして1時間18分で過去6戦全敗だったティームからの初勝利を挙げた。

「グラスコートでプレーするのは3年ぶりだったし、ドミニクに対してはいいサービスを打ってアグレッシブにプレーしなければならないを感じていた」とモンフィスは試合後にコメントした。

「天気もよくスタジアムは満員で、ここの雰囲気が本当に気に入った。次も勝ちたいし、2連勝できたら最高だろうね」

 今シーズン限りでの引退を表明しているティームは3年前の同大会に第2シードとして出場し、アドリアン・マナリノ(フランス)に対する初戦(2回戦)の第1セット途中で手首を負傷して棄権したあと長期離脱を余儀なくされていた。

 試合後には小さなセレモニーが行われ、ティームは「僕は大会前に何度もここを訪れており、大会にも2度出場したけど最高だった」と語った。

「いつかこの素晴らしいクラブに戻り、大会を観戦するのを本当に楽しみにしている」

 モンフィスは次のラウンドで、前日にワイルドカードを得て参戦したパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-6(4) 4-6 7-6(3)で破って勝ち上がったロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、セバスチャン・オフナー(オーストリア)、アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、ワイルドカードのファビオ・フォニーニ(イタリア)が2回戦に駒を進めた。

 本戦は日曜日から始まっており、シングルスではカルバレス バエナ以外にアレックス・ミケルセン(アメリカ)とロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が初戦を突破していた。

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写真◎Getty Images

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