ラドゥカヌが初戦に勝利、ジェン・チンウェンは世界123位の予選勝者に逆転負け [ウインブルドン]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がレナタ・サラスア(メキシコ)を7-6(0) 6-3で倒して大会をスタートした。試合時間は1時間57分。

 サラスアは予選決勝で敗れたが、第22シードで出場予定だったエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)が欠場したためラッキールーザーとして本戦入りが決まっていた。

 同大会に2年ぶり5度目(2018~19年の予選敗退を含む)の出場となる21歳のラドゥカヌは、初めてグランドスラム本戦の舞台に立った2021年のベスト16がこれまでの最高成績。前回プレーした2022年は第10シードとして臨んだが、2回戦でカロリーヌ・ガルシア(フランス)に3-6 3-6で敗れていた。

 ラドゥカヌは次のラウンドで、日本の日比野菜緒(ブラス)を2-6 6-2 6-4で破って勝ち上がったエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

 オーストラリアン・オープン準優勝者で第8シードのジェン・チンウェン(中国)は世界ランク123位で予選勝者のルル・スン(ニュージーランド)に6-4 2-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

 そのほかの試合では第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第12シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、ディアナ・シュナイダー(ロシア)、ドナ・ベキッチ(クロアチア)、クララ・ビュレル(フランス)、ワン・ヤファン(中国)、ダリア・サビル(オーストラリア)、ワイルドカードで出場した大坂なおみ(フリー)と宮崎百合子(イギリス)が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)

大会初日◎7月1日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○66ルル・スン(ニュージーランド)[Q] 4-6 6-2 6-4 ●65ジェン・チンウェン(中国)[8]

○74エマ・ラドゥカヌ(イギリス)[WC] 7-6(0) 6-3 ●73レナタ・サラスア(メキシコ)[LL]

○76エリース・メルテンス(ベルギー)2-6 6-2 6-4 ●75日比野菜緒(日本/ブラス)

○84宮崎百合子(イギリス)[WC] 6-2 6-1 ●83タマラ・コルパッチ(ドイツ)

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○93ドナ・ベキッチ(クロアチア)3-6 6-3 6-4 ●94ワン・シユ(中国)

○97ジャスミン・パオリーニ(イタリア)[7] 7-5 6-3 ●98サラ・ソリベス トルモ(スペイン)

○107ダリア・サビル(オーストラリア)6-4 6-2 ●108ペイトン・スターンズ(アメリカ)

○110ワン・ヤファン(中国)6-0 3-6 6-4 ●109アンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)

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○112マディソン・キーズ(アメリカ)[12] 6-4 7-6(4) ●111マルチナ・トレビザン(イタリア)

○116ディアナ・シュナイダー(ロシア)4-6 6-4 7-5 ●115カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

117大坂なおみ(日本/フリー)[WC] 6-1 1-6 6-4 ●118ディアン・パリー(フランス)

○124クララ・ビュレル(フランス)6-2 6-4 ●123エバ・リーズ(ドイツ)[Q]

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写真◎Getty Images

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