シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦7月1～14日／グラスコート）の女子シングルス1回戦で、第4シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）が予選勝者のエレナ ガブリエラ・ルース（ルーマニア）を6-3 6-1で下して大会をスタートした。試合時間は1時間11分。

　同大会に4年連続5度目の出場となる25歳のルバキナは、2022年にタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとして第3シードで臨んだ昨年は、前年決勝カードとなった準々決勝でオンス・ジャバー（チュニジア）に7-6(5) 4-6 1-6で逆転負けを喫していた。

　先月のフレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）で8強入りしたあと前哨戦のベルリン（WTA500／グラスコート）でプレーしたルバキナは準々決勝を体調不良により第1セット途中で棄権し、グラスコートで2試合（1勝1敗）しかプレーできないまま今大会を迎えている。

　ルバキナは次のラウンドで、カテリーナ・バインドル（ウクライナ）を6-4 6-1で破って勝ち上がったラウラ・シグムンド（ドイツ）と対戦する。

　そのほかの試合では第5シードのジェシカ・ペグラ（アメリカ）、第13シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）、第15シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）、第17シードのアンナ・カリンスカヤ（ロシア）、ビクトリヤ・トモバ（ブルガリア）、クリスティーナ・ブクサ（スペイン）、ジェシカ・ボウサス マネイロ（スペイン）、ハリエット・ダート（イギリス）が2回戦に駒を進めた。

　大会連覇に挑んだ第6シードのマルケタ・ボンドルソバ（チェコ）が3度目のグランドスラム本戦出場となるボウサス マネイロに4-6 2-6で敗れる番狂わせが起きたが、ウインブルドンの同種目で前年の優勝者が初戦敗退を喫したのは1994年に3連覇中だったシュテフィ・グラフ（ドイツ）がロリー・マクニール（アメリカ）に敗れて以来でオープン化以降2人目となる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者

大会2日目◎7月2日｜主な試合結果

女子シングルス1回戦

○16エレナ・オスタペンコ（ラトビア）[13] 6-1 6-2 ●15アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）[WC]

○29クリスティーナ・ブクサ（スペイン）6-4 4-6 7-6(10-5) ●30アナ・ボグダン（ルーマニア）

○31ジェシカ・ボウサス マネイロ（スペイン）6-4 6-2 ●32マルケタ・ボンドルソバ（チェコ）[6]

○33エレーナ・ルバキナ（カザフスタン）[4] 6-3 6-1 ●34エレナ ガブリエラ・ルース（ルーマニア）[Q]

○35ラウラ・シグムンド（ドイツ）6-4 6-1 ●36カテリーナ・バインドル（ウクライナ）

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○41アンナ・カリンスカヤ（ロシア）[17] 6-3 6-2 ●42パナ・ウッドバーディ（ハンガリー）[Q]

○48リュドミラ・サムソノワ（ロシア）[15] 6-3 4-6 6-2 ●47レベッカ・マサロバ（スペイン）

○59ハリエット・ダート（イギリス）6-4 6-0 ●60バイ・ジュオシャン（中国）[Q]

○62ビクトリヤ・トモバ（ブルガリア）7-6(4) 3-6 6-0 ●61ワン・シンユー（中国）

○64ジェシカ・ペグラ（アメリカ）[5] 6-2 6-0 ●63アシュリン・クルーガー（アメリカ）