21歳ボウサス マネイロが3度目のグランドスラム本戦で前年女王を倒す金星「まだ信じられない」 [ウインブルドン]

写真はセンターコートの大舞台でディフェンディング・チャンピオンを倒す金星を挙げたジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、タイトル防衛に挑んだ第6シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)がジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)に4-6 2-6で敗れる番狂わせが起きた。

 21歳のボウサス マネイロがグランドスラム本戦でプレーするのは3度目となるが、2度目の挑戦となったトップ10プレーヤーから記念すべき初勝利をマークした。彼女は昨年の同大会で初めて予選を突破し、本戦デビューを飾っていた。

 常に先行されながらワンブレーク差で第1セットを落としたボンドルソバは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫した直後に追いついたが、直ぐにリードを奪い返したボウサス マネイロが3-2から最後の3ゲームを連取して1時間7分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 試合後の記者会見に臨んだボウサス マネイロは「本当に幸せよ。まだ信じられない。時間が必要だと思う」と喜びを表現し、「目の前のポイントのことだけを考えていた。第1セットを取ったときは勝てるかもしれないという考えが頭をよぎったけど、とにかくすべてのポイントに集中して冷静でいようと心掛けていた。最後のポイントまでそんな感じだったわ」と試合を振り返った。

「ここでは昨年のいい思い出がある。昨年はグラスコートでプレーするのが初めてだったの。今回はグランドスラム大会で2度目のダイレクトインになる。ここのグラスコートでボンドルソバとプレーしたこともいい思い出になったわ。以前よりももっとこの大会が好きになるでしょうね」

 センターコートの大舞台で金星を挙げたボウサス マネイロは次のラウンドで、アナ・ボグダン(ルーマニア)を6-4 4-6 7-6(10-5)で破って勝ち上がったクリスティーナ・ブクサ(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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