ムゼッティが初のグランドスラム準々決勝でフリッツにフルセット勝利 [ウインブルドン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を3-6 7-6(5) 6-2 3-6 6-1で倒してベスト4進出を果たした。試合時間は3時間27分。

 フリッツが四大大会の同ラウンドで4戦全敗となったのに対し、ムゼッティは初めて掴んだチャンスをものにした。

 同大会に4年連続出場となる22歳のムゼッティは、昨年の大会で3回戦に進出したのがこれまでの最高成績だった。第14シードで臨んだムゼッティは大会初勝利を含む2勝を挙げたあと、3回戦でホベルト・フルカチュ(ポーランド)に6-7(4) 4-6 4-6で敗れていた。

 先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で3回戦敗退に終わったあとグラスコートの前哨戦2大会でプレーしたムゼッティは、ロンドン(ATP500)で準優勝を飾るなど7勝2敗の好成績をおさめて本番を迎えている。

 この結果でムゼッティは、フリッツとの対戦成績との対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。ウインブルドンでは2年前の1回戦で対決し、フリッツが6-4 6-4 6-4で勝っていた。

 今大会でのムゼッティは1回戦でコンスタン・レスティエンヌ(フランス)を4-6 7-6(4) 6-2 6-2で、2回戦でルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-4 4-6 6-7(5) 6-4 6-4で、3回戦でフランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)を6-2 6-7(4) 7-6(3) 6-3で、4回戦ではラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を4-6 6-3 6-3 6-2で破って8強入りを決めていた。

 ムゼッティは準決勝で、第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が股関節のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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