アルカラスがジョコビッチをストレートで退け2連覇を達成、グランドスラム決勝で負けなしの4連勝 [ウインブルドン]

写真は2連覇を達成したカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-2 6-2 7-6(4)で退け2連覇を達成した。

 2度ずつ相手のサービスゲームを破って2セットを連取したアルカラスは第3セット5-4の40-0から初のサービスダウンを喫したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた4度目のチャンピオンシップポイントをものにして2時間27分で試合を締めくくった。

 アルカラスは四大大会決勝で負けたことがなく、先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)に続く4勝目を挙げた。アルカラスは今季の決勝でも3連勝(通算15勝4敗)を飾り、ツアーレベルの優勝回数は「15」となった。

 同大会に4年連続出場となった21歳のアルカラスは、昨年の大会でタイトルを獲得。決勝では5連覇を目指していたジョコビッチとの頂上決戦を1-6 7-6(6) 6-1 3-6 6-4で制し、2022年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続く2度目のグランドスラム制覇を果たしていた。

 この結果でアルカラスは、ジョコビッチとの対戦成績との対戦成績を3勝3敗のタイに追いついた。アルカラスはジョコビッチに2連敗中だったが、1年ぶりの勝ち星を挙げた。

 今大会でのアルカラスは1回戦で予選勝者のマルク・ラヤル(エストニア)を7-6(3) 7-5 6-2で、2回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を7-6(5) 6-2 6-2で、3回戦で第29シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を5-7 6-2 4-6 7-6(2) 6-2で、4回戦で第16シードのユーゴ・アンベール(フランス)を6-3 6-4 1-6 7-5で、準々決勝で第12シードのトミー・ポール(アメリカ)を5-7 6-4 6-2 6-2で、準決勝では第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-7(1) 6-3 6-4 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 前人未到の領域となる25回目のグランドスラム制覇を目指していた37歳のジョコビッチは今季ここまで7大会でプレーして18勝6敗と例年に比べると低調で、右肘のケガで長期離脱を余儀なくされてトップ10から陥落していた2018年以来初めて一度も決勝に進出することができずに今大会を迎えていた。

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写真◎Getty Images

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