前年に優勝を争ったルブレフとルードが揃って初戦で敗れる番狂わせ [ノルデア・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ノルデア・オープン」(ATP250/スウェーデン・バスタッド/7月15~21日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、タイトル防衛を目指していた第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が世界ランク121位のチアゴ アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)に6-7(5) 6-3 4-6で敗れる番狂わせが起きた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルブレフはこの試合が初戦だった。ルブレフは1年前の決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-6(3) 6-0で倒してツアー12勝目を挙げていたが、6月のハレから3大会連続となる初戦敗退を喫した。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に落としたルブレフは2ブレーク差で第2セットを取り返したが、ティランテが第3セット第3ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきってキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 ルブレフはグラスコートシーズン未勝利に終わり、2度目のマスターズ制覇を果たした5月のマドリッド以降3勝5敗と不振に陥っている。

 トップ10プレーヤーとの初対決で金星を挙げた23歳のティランテは次のラウンドで、予選勝者のデニス・イェフセイエフ(カザフスタン)を2-6 6-3 6-2で破って勝ち上がったロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合ではチアゴ・モンテーロ(ブラジル)が前年の準優勝者で第2シードのルードを6-3 6-3で倒す番狂わせを演じ、予選勝者のドゥジェ・アジドゥコビッチ(クロアチア)は第8シードのパベル・コトフ(ロシア)を7-6(7) 3-6 6-3で振りきり、シードダウンを演じた両者が準々決勝で対決することになった。

 ルードは引き続きラファエル・ナダル(スペイン)とのペアでワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ったダブルスの準々決勝に臨み、マッチタイブレーク9-10から最後の3ポイントを連取してテオ・アリバージュ(フランス)/ロマン・サフィウリン(ロシア)に6-4 3-6 [12-10]で競り勝った。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles