ナダルが4時間近い死闘を制して今季初の準決勝進出「明日の状態がどうなるか見てみよう」 [ノルデア・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ノルデア・オープン」(ATP250/スウェーデン・バスタッド/7月15~21日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したラファエル・ナダル(スペイン)が第4シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)に6-7(2) 7-5 7-5で逆転勝利をおさめて今季初のベスト4進出を決めた。

 接戦の第1セットをタイブレークの末に落としたナダルは5-5からブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット5-2から5-5に追いつかれたあと最後の2ゲームを連取して4時間近い死闘に終止符を打った。

 試合時間3時間59分はナダルにとって、キャリア2番目に長い3セットマッチとなった。

「集中力が途切れた瞬間もあったけど、最後までフィジカル的に持ち堪えることができた。僕にとってそれはとても重要なことだ。明日の状態がどうなるか見てみよう。でも今日は何とか生き延びて準決勝に進出したのは大きな意義がある」とナダルは試合後のオンコートインタビューで語った。

「各セットで勢いの変化がたくさんあった。お互いに主導権を握る時間帯があったけど、最後はどちらもコントロールしていなかった。実際にそうだった。第2セットは僕が3-0でリードしたのに挽回されて負けそうなところまで追い込まれた。第3セットでも5-2でリードしたのに、彼(ナボーネ)は凄いファイターで素晴らしい試合をした。残りのシーズンも彼の幸運を祈っているよ」

 2005年大会チャンピオンのナダルは次のラウンドで、チアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-2 4-6 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のドゥジェ・アジドゥコビッチ(クロアチア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)とチアゴ アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)の顔合わせとなった。第7シードのボルジェスが予選勝者のティモフェイ・スカトフ(カザフスタン)を6-4 6-3で退け、ティランテはロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)に6-3 2-6 7-5で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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