地元チェコの16歳サムソンがワイルドカードの期待に応えてWTAツアー白星デビュー [プラハ・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのラウラ・サムソン(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月21~26日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した16歳のラウラ・サムソン(チェコ)が予選勝者のタラ・ウルト(クロアチア)を6-0 6-2で下し、ツアー大会デビュー戦を勝利で飾った。

 立ち上がりから8ゲームを連取して勢いに乗ったサムソンは第2セット2-0から2-2に追いついたが、そこから1ゲームも落とすことなく1時間13分で快勝した。

 全仏ジュニア準優勝者でジュニア世界ランク1位の座に就いたこともあるサムソンは今シーズンにW15大会で3勝を挙げてWTAランキングを634位まで上げているが、2008年以降に生まれた選手として初めてWTAツアー本戦で勝ち星を挙げた。

 サムソンは次のラウンドで、予選勝者のルイーザ・チリコ(アメリカ)を7-5 4-6 6-3で破って勝ち上がった第2シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)と対戦する。

 この日までにプレーしたシニアコバ以外のシード勢は第1シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)、第3シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)、第4シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第5シードのビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)、第6シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)が2回戦に駒を進めたが、第7シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)と第8シードのアンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)は敗れた。

 エラ・ザイデル(ドイツ)がポドロスカを6-4 2-6 6-1で振りきり、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のカティンカ・フォン ダイヒマン(リヒテンシュタイン)はシュミドローバを6-4 6-4で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではエバ・リーズ(ドイツ)、レベッカ・マサロバ(スペイン)、ヤナ・ファット(クロアチア)、ドミニカ・サルコバ(チェコ)、エルサ・ジャクモ(フランス)、予選勝者のオクサーナ・セレクメテワ(ロシア)、ラッキールーザーの柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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