3時間のバトルを制したセルンドロがムゼッティに逆転勝利でツアー3勝目「凄く誇りに思う」 [クロアチア・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「プラバ・ラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/クロアチア・ウマグ/7月21~27日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に2-6 6-4 7-6(5)で逆転勝利をおさめて今季初優勝を飾った。

 25歳のセルンドロがATPツアーでタイトルを獲得したのは、昨年6月のイーストボーン以来でキャリア3度目(準優勝2回)となる。

 2-1から5ゲームを連取されて第1セットを落としたセルンドロは5-4から相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、第3セット4-4からサービスダウンを喫した直後にブレークバックに成功するともつれ込んだタイブレークで迎えた3度目のチャンピオンシップポイントをものにして3時間の激闘に終止符を打った。

「非現実的なバトルだった。ロレンツォは先月に素晴らしいテニスをしていた。彼はツアーでもっとも多くに試合に勝った選手のひとりだと思うから、今夜は本当に厳しい試合になると覚悟していた」とセルンドロは試合後にコメントした。

「どうやってカムバックできたのかわからない。最後のポイントまで戦い、幸運にも勝つことができた。とても大変な戦いだったから、凄く誇りに思う」

 ふたりはともにパリ五輪に出場しており、明日にはシングルス1回戦をプレーする予定になっている。

「彼(ムゼッティ)がどうかわからないけど、僕は疲れている。明日は2人にとって大変な日になるだろうね。明日のフライトは早い時間だから、今夜は2~3時間くらいしか眠れないと思う」とセルンドロは話した。

「でも僕は何としてでもオリンピックでプレーしたい。どこかからエネルギーを絞り出し、明日はベストを尽くすよ」

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写真◎Getty Images

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