アニシモワがトップ20の選手に4連勝でキャリア最大のタイトルに王手「私はまだハングリー」 [WTAトロント]

写真はアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月6~12日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)が第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-3 2-6 6-2で振りきりキャリア最大のタイトルに王手をかけた。

 第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したアニシモワは2-1アップから3度連続でサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間55分で勝利を決めた。

 今大会でのアニシモワは第5シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第10シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を破っており、トップ20の選手に対して4連勝を飾った。

「これは私にとって大きな成果であり、このために本当に一生懸命努力してきた結果だわ」とアニシモワは試合後にコメントした。

「正直に言って、この1週間にはとても満足している。ここまでうまくやってこれてかなり驚いている。私はまだハングリーだし、明日はいい結果を残せるよう願っている」

 17歳だった2019年フレンチ・オープンで4強入りした実績を持つアニシモワは同年10月に世界ランク自己最高21位をマークしたが、昨年5月に燃え尽き症候群とメンタルヘルスの問題で8ヵ月ほどツアーを離れたため今季を300位以下でスタートしていた。

「テニスから離れていたとき、本当に復帰したいと思っていた。あんな状態でキャリアを終えたくはなかったから」とアニシモワは明かした。

「まだ達成したい事がたくさんあったし、こんなに若いうちに止めたくなかったの。テニスのために多くの犠牲を払い、多くを捧げてきた訳だから。まだ何年もプレーしたいのだということはわかっていた」

 アニシモワは2022年1月のメルボルン以来となるキャリア4度目のツアー決勝で、第14シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)を6-4 6-3で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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