シフィオンテクが3つのセットポイントを凌いだ末のストレート勝利で2回戦へ「日を追うごとにリズムが掴めるようになると確信している」 [USオープン]

写真は3つのセットポイントを凌いだ末のストレート勝利で初戦を突破したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がカミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-4 7-6(6)で振りきり大会をスタートした。

 ラヒモワは予選決勝で敗れたが、第17シードで出場予定だった2022年大会準優勝者のオンス・ジャバー(チュニジア)が肩のケガを理由に欠場したためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 第2セット4-5からブレークバックに成功したラヒモワはもつれ込んだタイブレークでとリードしたが、3つのセットポイントを凌いだシフィオンテクが最後の5ポイントを連取して1時間52分で勝利を決めた。

 ともに2001年生まれで23歳のふたりはこれが初対決だったが、ジュニア時代から何度も同じ大会でプレーしていたためお互いのことはよく知る仲ではあった。

 今月のワシントンDC2回戦でアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)とフルセットの戦いを演じていたラヒモワは優れた予測とディフェンス力でラリー戦に持ち込み、シフィオンテクは30本のウィナーを上回る41本ものアンフォーストエラーを犯した。

「彼女(ラヒモワ)はあまり速いショットを打ってこないから、どうしてもスピードを上げたくなってしまう。でもこのような状況ではリスクが大き過ぎてそれができないこともある。彼女がときどき誘ってきたから、自分からミスをたくさんしてしまったと思う」とシフィオンテクは試合を振り返った。

「(第1セットは4-0とリードして)最初はよかったんだけど、少し緊張したところを相手に付け込まれたから自分のプレーに戻ろうと心掛けた。日を追うごとにリズムが掴めるようになると確信しているわ」

 シフィオンテクは次のラウンドで、ダリア・サビル(オーストラリア)を6-3 4-6 7-6(10-6)で破って勝ち上がった予選勝者の柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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