6年ぶり出場の錦織が前週の杭州で優勝を飾った宿敵チリッチを倒して初戦突破 [木下グループジャパンオープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 国内唯一のATPツアー公式戦「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月25日~10月1日/賞金総額198万9865ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 3-6 6-3で振りきりワイルドカード(主催者推薦枠)の期待に応えた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあと錦織は第3セット3-2から3度目のブレークに成功し、最初のサービング・フォー・ザ・マッチををきっちりキープして2時間4分で勝利をもぎ取った。

 35歳のチリッチは前週の杭州(ATP250/ハードコート)で2021年10月以来となるツアー21勝目を挙げて東京に乗り込んできたが、連勝は「5」でストップした。

 同大会に6年ぶり8度目の出場となる34歳の錦織は、2012年と14年にタイトルを獲得。前回プレーした2018年大会(東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ/室内ハードコート)では決勝に進出し、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 4-6で敗れはしたが準優勝を飾っていた。

 この結果で錦織は、チリッチとの対戦成績を10勝6敗とした。2014年9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の決勝で対決し、チリッチが6-3 6-3 6-3で勝っていた。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む9大会で合計16試合(シングルス)を戦い、9勝7敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は2回戦で、第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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