3度目のチャンスをものにしたバドーサがグランドスラム大会で初のベスト4進出、ガウフの連勝は「11」でストップ [オーストラリアン・オープン]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第11シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)を7-5 6-4で倒し、四大大会で初のベスト4進出を果たした。

 5-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したバドーサは第2セット2-0から2-2に追いつかれたあと3ゲームを連取して突き放し、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチで最初のマッチポイントをものにして1時間43分で勝利をもぎ取った。

 昨年11月に女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」(サウジアラビア・リヤド/室内ハードコート)で初タイトルを獲得した20歳のガウフは今季の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(WTA500/ハードコート)で全勝して母国の優勝(2年ぶり2度目)に貢献して今大会を迎えていたが、連勝は「11」でストップした。

 同大会に2年連続6度目の出場となる27歳のバドーサは、2022年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。背中の疲労骨折から復帰2戦目だった昨年は、3回戦でアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に5-7 4-6で敗れていた。

 背中の疲労骨折に苦しみ約半年の離脱を経て昨年1月に復帰した元世界ランク2位のバドーサは序盤には苦しんだものの徐々に調子を取り戻し、5月の時点で140位まで落ちていたランキングを12位(最高11位)まで上げてWTAアワードでカムバック選手賞を受賞した。

 この結果でバドーサは、ガウフとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。昨年のハードコートでは10月に北京(WTA1000)の準決勝で顔を合わせ、ガウフが4-6 6-4 6-2で勝っていた。

 今大会でのバドーサは1回戦でワン・シンユー(中国)を6-3 7-6(5)で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のタリア・ギブソン(オーストラリア)を6-1 6-0で、3回戦で第17シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4 4-6 6-3で、4回戦ではオルガ・ダニロビッチ(セルビア)を6-1 7-6(2)で破って初の8強入りを決めていた。

 キャリア3度目のグランドスラム準々決勝で初勝利を挙げたバドーサは次のラウンドで、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と第27シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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