親友バドーサに勝ったサバレンカがヒンギス以来の大会3連覇に王手「彼女がまだ友達でいてくれるよう願っている」 [オーストラリアン・オープン]

写真は親友対決の準決勝を戦い終えたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/左)とパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第11シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-4 6-2で下し、1999年に達成したマルチナ・ヒンギス(スイス)以来となる大会3連覇に王手をかけた。

 0-2から4-2と逆転して第1セットを先取したサバレンカは第2セットで5-1とリードし、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして1時間26分で試合を締めくくった。

 前哨戦のブリスベンを制して今大会を迎えているサバレンカは、連勝を「11」に伸ばした。

「第1セット0-2の0-40からは本当に素晴らしいテニスができたと思う。信じられないような試合ができたわ」とサバレンカは試合を振り返った。

「あそこから2度ブレークして3-2とリードしたときに『戻ってきた』と感じた。自分のテニスが随分よくなった手応えがあり、ここが畳みかけるときだと思ったの」

 ふたりはツアーでも仲のよい友人同士であることが知られており、サバレンカは試合後のオンコートインタビューで「彼女がまだ友達でいてくれるよう願っている」と語った。

「これから数時間か2日間くらいは私のことを嫌いかもしれないけど、私はそれでも構わない。そのあとは友達に戻り、また一緒に出掛けたりショッピングに行きたい。パウラ、一緒に買い物に行ったらあなたの欲しいものは何でも私が払うと約束するわ」

 この発言を受けてバドーサは試合後の記者会見で「彼女の賞金は私の倍以上な訳だから、凄く高価なものになるでしょうね」と返し、「だから心配しなくて大丈夫よ。何が欲しいか考えておくわ」と変わらぬ友情を示した。

 サバレンカは決勝で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を5-7 6-1 7-6(10-8)で破って勝ち上がった第19シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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