上地結衣が5年ぶり3度目の優勝、世界1位復帰に花を添える勝利 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで5年ぶり3度目の優勝を飾った上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が第2シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-2で下して5年ぶり3度目の優勝を飾った。試合時間は1時間16分。

 昨年9月にパリ2024パラリンピック競技大会(フランス・パリ/クレーコート)で単複の金メダルに輝いた上地がグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2020年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算9度目(全豪3回、全仏4回、全米2回)となる。

 同大会に12年連続出場となる30歳の上地は、2017年と20年にシングルスのタイトルを獲得。昨年は2年連続同一カードの決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に5-7 4-6で敗れ、7度目の準優勝に終わっていた。

 今大会での上地は1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した船水梓緒里(LINEヤフー株式会社)を6-0 6-0で、準々決勝でリジー・デ グリーフ(オランダ)を6-1 6-2で、準決勝ではリー・シャオフイ(中国)を6-4 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 上地は今大会での結果により、昨年のパラリンピック以降ケガで戦線を離脱しているデ グロートを追い抜き2018年6月以来の世界ランク1位復帰が確定している。

 車いすテニスは2023年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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