スーパーショットも飛び出した前年覇者ポールがトップ10プレーヤーとしての初戦に勝利「うまく打てたのは何となくわかった」 [ダラス・オープン]

写真はトミー・ポール(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ダラス・オープン」(ATP500/アメリカ・テキサス州ダラス/2月3~9日/賞金総額303万5960ドル/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのトミー・ポール(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した同胞のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)に6-7(6) 6-3 6-4で逆転勝利をおさめてタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。

 ブルックスビーはタイブレークの末に第1セットを先取したが、ポールが続く2セットをワンブレーク差で連取して2時間39分で勝利をもぎ取った。

 第2セット1-0からのサービスゲーム30-0の場面でネットに出たポールはロブを抜かれたあとの返球を後ろ向きのままオーバーヘッドで叩き、そのショットがサイドライン際に決まるパッシングのウィナーとなって観客を大いに沸かせた。

「あんなショットが得意な訳がない。今日はうまくいったけど、あんなの恐らく50回に1度入るかというショットだよ」とポールはスパーショットを振り返った。

「股抜きショットを打とうかと考えていたけど、下がってロブで返したほうが確率が高いと思った。でもそのあと今までミスばかりしていたからもう1回くらいいいかと考え直したんだ。うまく打てたのは何となくわかったよ」

 トップ10プレーヤーとしての初戦を勝利で飾ったポールは次のラウンドで、前日にワイルドカードを得て参戦したトレバー・スバイダ(アメリカ)との地元勢対決を6-4 6-2で制して勝ち上がった予選勝者のイーサン・クイン(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を7-5 4-6 6-2で振りきり、第4シードのベン・シェルトン(アメリカ)がアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を6-3 6-3で退け、キャメロン・ノリー(イギリス)は1セットダウンから巻き返して第7シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)を2-6 7-6(1) 6-1で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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