18歳フォンセカが3試合連続フルセット勝利でツアー初優勝に王手「あと1試合残っている」 [アルゼンチン・オープン]

写真はジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「IEB+アルゼンチン・オープン」(ATP250/アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月10~16日/賞金総額68万8985ドル/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が予選勝者のラスロ・ジェレ(セルビア)を7-6(3) 5-7 6-1で振りきりツアー初優勝に王手をかけた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したフォンセカは4-3から初のブレークに成功したあと2度連続でサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間36分で勝利を決めた。

 第2セット5-4からのレシーブゲームで最初のマッチポイントを凌がれたフォンセカは第3セット2-1のチェンジエンドでメディカルタイムアウトを取って腹筋の治療を受けたが、ブラジル人からの声援にも後押しされて3試合連続のフルセットマッチを乗り越えた。

「本当に特別だ。今日はいい選手に対する本当に難しい試合だった。彼(ジェレ)は予選から勝ち上がってきて素晴らしいテニスをしている。彼はATP500(2019年リオデジャネイロ)で優勝していたから、どんなプレーをするかわかっていた。だからこそ全力を尽くした」とフォンセカは試合を振り返った。

「今日は魂を込め、痛みを抱えながらも勝ち抜いた。あと1試合残っているから、もうひと頑張りするよ」

 フォンセカはキャリア初のツアー決勝で、ペドロ・マルチネス(スペイン)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第5シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。

「また決勝に進出することができてうれしい。あのとき(2021年)は初の決勝で、僕はまだ未熟だった。今は前回よりも経験を積んだから、どのように対処すればいいかわかっている」と地元優勝の期待がかかるセルンドロは次戦を見据えた。

「かなり厳しい試合になるだろう。今週の彼(フォンセカ)は素晴らしいプレーをしているからね」

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写真◎Getty Images

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